レビー小体型認知症とは何か ――患者と医師が語りつくしてわかったこと
著者の樋口は、50歳で「若年性レビー小体型認知症」と診断されたが、41歳の時にうつ病と誤診されて治療で悪化した経験がある。この本では、この病気に精通する内門医師と、この病気の早期発見のポイント、幻視や睡眠障害への対応、薬についての知識や治療で気をつけること、アルツハイマー病との違い等、ケアする側や高齢化社会では誰もが知っておくべきことを徹底的に語る。「認知症になったら人生終わり」ではなく、希望がある病気であることを伝えたい。
レビー小体型認知症とは何か ――患者と医師が語りつくしてわかったこと のユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
当事者や当事者家族ではないものの、脳神経学に興味があるのと樋口氏の他の著書が面白かったので。
パーキンソン病でもレビー小体の蓄積が認められるというのはぜんぜん知らなかった。認知症的な症状を伴わないタイプのレビー小体型認知症(と言って良いものか)の存在も合わせ、レビー小体病という考え方はいいような気がする。(遠い未来には、全てをスペクトラムとして脳の多様性の中で困り事があれば対応しましょうねという形になれば良いなと思うけれど、ひとまずは。)
ADHDとの関連性についても興味深く読んだ。
それにしても、医師や医療関係者とよくよく話し合えるような医療だったら本当に良いのにな。
Posted by ブクログ
とても良い本でした。60歳をこえた人に一読をおすすめします。心配な症状がある人やそのご家族向けの本です。でも、今無関係と思っている人も、認知の老化への覚悟と、もし症状が出ても絶望することはない、と知ることができます。
先月の新聞記事でレビー小体型認知症について読みました。記事は発症してもなにもできないわけではない、という内容でした。そのなかで当事者の方が幻視について語られていました。その方は、座敷わらしが見える、と話されており、興味を持ちました。
レビー小体とは、αシヌクレインというタンパク質が集まりかたまったもので、全身の神経細胞に溜まるようです。それが原因でレビー小体病を発症します。その病態の一つが「レビー小体型認知症」です。ほかには「パーキンソン病」などもあるようです。レビー小体は脳だけでなく全身の神経細胞に溜まるので、溜まる部位や量で様々な症状があらわれます。
いろいろな症状があるようですが「幻視」がよく知られています。でも誰でもじゃないです。幻視は本物と同じリアルさで見えます。当事者で著者の樋口直美さんは「脳の誤作動」と表現されています。
高齢になれば、診断の有無は別にして、認知機能が低下するのは間違いないようです。「長寿にはもれなくついてきます」だそうです。老眼や筋力低下と同じようには、受け入れがたいですが、受け入れるしかないのでしょう。受け入れる気持ちが、いざ異変を感じたとき、相談したり病院に行ったりする早めのケアとなり、より良い体調につながることがわかりました。
レビー小体型認知症だと、記憶障害がないため気づきにくかったり、初期はうつ病と誤診されることも多いようです。65歳以上で原因不明の体調不良があるなら可能性のひとつ、だそうです。
わたし自身もたまに認知機能低下?と思うことがあります。もし自分がボーっとしたり、料理などができなくなったり、幻視などの症状に気づいたら、自治体の相談窓口で専門医を紹介してもらおう、と読んで思いました。巻末に載っている動画とかも役に立ちそうです。
「認知症になっても人生終わりじゃない。できないことは人の世話になって楽に生きよう」そのとおりだと思います。
ちなみに、予防法についてはちょこっとだけです。別の本や動画をお探しください。
レビー小体型認知症とは何か ――患者と医師が語りつくしてわかったこと の詳細情報
- カテゴリ
- :
- 小説・文芸
- ジャンル
- :
- ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- :
- 筑摩書房
- 掲載誌・レーベル
- :
- ちくま新書
- 電子版発売日
- :
- 2023年12月07日
- コンテンツ形式
- :
- EPUB
- サイズ(目安)
- :
- 10MB

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