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更年期―日本女性が語るローカル・バイオロジー | マーガレット ロック, Lock,Margaret, 重幸, 江口, 淳子, 北中, 宜子, 山村 |本 | 通販 | Amazon

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更年期―日本女性が語るローカル・バイオロジー 単行本 – 2005/9/17
マーガレット ロック (著), & 4 その他
4.5 5つ星のうち4.5 (4)


近年、更年期を、閉経以降の女性ホルモン“欠乏”と関連づけられている西洋医学的概念「メノポーズ」と基本的に同一視し、医療化する趨勢が強まっている。著者は、医療化が始まる直前の80年代に、当時更年期に該当していた日本女性を対象として医療人類学的調査をおこなった。そこでは意外にも、北米で言うメノポーズと日本の更年期との間に、身体症状の明白な違いがあることが示された。著者は〈語り〉の分析をとおして、「メノポーズ=更年期」という図式や、「暇人の病」など、更年期に絡みつく神話をねばり強く解体してゆく。
本書がとりあげている“昭和一桁”世代の女性の語りから浮かび上がるのは、混乱期に生まれ、世界観の激変の中をひたむきに生きてきた女性たちの個人史、そしてあくまでその個人史と結びついた「更年期」の自覚症状の出現である。著者は「異常とされるのは更年期自体ではない。……更年期は圧倒的に社会的なカテゴリーなのである」と指摘する。
更年期というカテゴリーの独自性を十二分に示したのち、後半で著者は、「もし更年期を日本の歴史と文化の産物と見るのなら、なぜメノポーズを西欧文化の産物と考えてはいけないのだろうか?」と問いを逆転させる。そして西洋の医学史・文化史をたどる周到な議論によって、「メノポーズ」という概念から“生物学的普遍性”の御墨付きを引き剥がすのである。これを受けて最終章は、メノポーズに対するホルモン療法のリスク‐ベネフィットを再考し、治療方針に関する具体的な提言をおこなっている。この事例はまた、ローカル・バイオロジーの視点からの西洋医学的治療のリスク‐ベネフィットの再検討という、普遍的な課題の存在を示唆している。
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本の長さ

480ページ
登録情報
出版社 ‏ : ‎ みすず書房 (2005/9/17)
発売日 ‏ : ‎ 2005/9/17
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 480ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4622071614
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4622071617
Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 759,709位 (本の売れ筋ランキングを見る)婦人病 - 418位
医学 - 1,175位
カスタマーレビュー:
4.5 5つ星のうち4.5 (4)


カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ


アルト


5つ星のうち5.0 身体の変化である更年期もまた時代によって形作られる2016年4月1日に日本でレビュー済み
フォーマット: 単行本Amazonで購入

更年期のことを知ろうとして読んだが、代わりに一定の年代(80年代に50歳前後である女性たちの多く)が共通して持っていた嫁や介護や親としての体験と現代のそれとの違いを知った。今このような調査をするとしたらまったく違った体験が多くを占めるだろう(未婚やシングルマザーや不妊や独身介護やひきこもり、子どもが結婚しないなどの現代の話題が多くを占めるのではないかと思う)。本を通じて少し前の女性たちの話を知ることで、個人的な体験を相対化することができると思う。


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