
兄の終い Kindle Edition
by 村井 理子 (Author) Format: Kindle Edition
4.4 4.4 out of 5 stars (819)
一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。
憎かった兄が死んだ。
残された元妻、息子、私(いもうと)
――怒り、泣き、ちょっと笑った5日間。
「わたくし、宮城県警塩釜警察署刑事第一課の山下と申します。実は、お兄様のご遺体が本日午後、多賀城市内にて発見されました」――寝るしたくをしていた「私」のところにかかってきた1本の電話。それは、唯一の肉親であり、もう何年も会っていなかった兄の訃報だった。第一発見者は、兄と二人きりで暮らしていた小学生の息子・良一君。いまは児童相談所に保護されているという。いつかこんな日が来る予感はあった。金銭的にも精神的にも、迷惑ばかりかける人だった。二度目の離婚をし、体を壊し、仕事を失い、困窮した兄は、底から這いがることなく、一人で死んだのだ。急なことに呆然としている私に刑事は言った。「ご遺体を引き取りに塩釜署にお越しいただきたいのです」
兄は確かに優しいところもある人だった。
わかり合えなくても、嫌いきることはできない。
どこにでもいる、そんな肉親の人生を終う意味を問う。
遺体を引き取り、火葬し、ゴミ屋敷と化している兄のアパートを整理し、引き払う。そして、何より、良一君の今後のことがある。兄の人生を終うため、私(いもうと)、元妻(加奈子ちゃん)、そして息子(良一君)の5日間の修羅場が幕を開ける。
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amazonemama
5.0 out of 5 stars 妹の感情がよく描かれている
Reviewed in Japan on June 11, 2025
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筆者の気持ちがよくわかり、読みやすく一気に読んでしまう。
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Kindleのお客様
5.0 out of 5 stars 一気読み
Reviewed in Japan on June 26, 2023
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普段はほとんど読書しないけど興味深い内容であり文章も読みやすくて一気に読んでしまいました。
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ポン太
4.0 out of 5 stars 意外に面白い
Reviewed in Japan on August 10, 2023
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筆者の実際の体験をもとにして書かれているので、何よりリアルであり、説得力がある。
読みやすくて興味深いので、多くの人は一気読みしてしまうだろう。
実兄の死を扱っているのに、この読みやすさ、軽妙さ(悪い意味ではなく)は貴重だ。
何と言っても、出色なのは兄の元妻だ。綺麗な人らしいが、この人が実に痛快で、実際に会いたいと思ってしまう。それほど魅力的に描かれている。
なお、この作者には、幼き頃の両親と兄との生活を描いた作品もあるが、個人的にはおすすめしない。普通に暗く、重苦しい。内実はよく分かるように書かれているが。
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芙蓉
5.0 out of 5 stars 隙間にあるスポンジの様な事
Reviewed in Japan on June 6, 2025
社会的に不適合な身内。
ヤングケアラーの子供。
遺品整理。
箇条書きにすれば、これだけの事で済んでしまう、誰の人生にも何処かで出会ってしまう様な事象。
でも、物事の本質はそれだけではない。
仕事の都合で数日は動けなかった事。
故人が書いた、求職志望動機内容。
ビジネスホテルの朝食が思いのほか美味しかった事。
飼っていた亀の行き先。貼り残されたシール。
残された子供の預け先、里親さんと最後の夜は川の字で寝てくれた事。
転校する子供を先生方が拍手で送り出した事。
合間、合間にあるスポンジの様な物こそ、本質なんじゃないかと思う。
それをすくいあげて文章にするパワー。
これが、エッセイやドキュメンタリーが他人を救うと思う。
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前原政之(ライター)
5.0 out of 5 stars 軽快さの合間に、突然斬り込んでくる切なさ
Reviewed in Japan on May 13, 2025
私は村井理子の著書をこれまでに5冊読んでいるが、本書は読むのがつらそうで、敬して遠ざけていた。
亡くなった著者の兄が私と同世代で身につまされるし、加えて、私自身の亡父を思い出させるところもあるので……。
が、映画化(※)を機に出た抜粋記事を読んで、読みたくなった。
読んでみたら、事前に予想したよりも軽快で、シリアスな中にも笑いの要素すらある好著だった。
※映画版の『兄を持ち運べるサイズに』というタイトルは、本書の「一刻も早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」(18ページ)という印象的な一節に由来する。
多くの人は、家族や親戚の中に1人くらいは「困った人」がいるだろう。
まさしくそういう人であった兄が突然亡くなり、著者がその「終い」に奔走した(両親はすでに亡い)短い激動の日々の記録である。
軽やかな達意の文章でスイスイ読ませるが、その中に、不意打ちのようにズシリと切ない一節が斬り込んでくる。
たとえば、兄が死んだアパートの薄汚れた壁に、何枚もの写真が画鋲で留められているのを見つける場面――。
それは、別れた妻子との家族旅行の写真や、40年以上前に著者たちと撮った幼い日の家族写真だった。
《幸せコレクションだと私は思った。
兄の五十四年の人生で、もっとも幸せだった時期の写真を集めたコレクションだ》(58~59ページ)
うぅぅ……。
ほかにも、遺された息子が、彼を一時保護していた里親夫妻から「週末、どこに行きたい?」と聞かれ、「お父さんと乗りに行く約束をしていた観覧車に乗りたい」と言う場面(165ページ)など、泣けるくだりが随所にある。
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ななし
5.0 out of 5 stars 少しのコミカルさを交えて
Reviewed in Japan on June 11, 2023
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悪人ではないが、だらしのない身内。愛情は冷めきっているが、完全に縁を切ったとまでは言えない。
怒涛の数日間を少しのコミカルさを交えてよく書いたなぁ。活力すごそうな作者だ。
本筋とは関係ないけど、身内にエッセイストが居たら嫌だなとも思った。観察されて推し量られて、全国流通の本に書き残されたくないわ。最近はエッセイにそんなことをよく思う。
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Amazon カスタマー
3.0 out of 5 stars こういう死とその後がある That's all.
Reviewed in Japan on June 4, 2020
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ただいい人といい日々が過ぎていく。
善人しか出てこず、全てが、これで良かった、と思えるエピソード。
あまりにも綺麗に進んでいく話に違和感。
”違う、そうじゃない。
遺された人、その気持ち、無慈悲に過ぎる時間、親切とは言い難い周囲の人々など、
家族の死を突然に迎えた生活は、こんなに良いものではない”
と何度も本を閉じながらも、これは物語ではないことも思い知らされる。
事実だ。事実が綴られているのだ。
人の死とそれを取り巻く世界に一つとして同じものはない。こういう死も存在するのだ。
ある死を取り巻くエピソードとして読了。
これが作られた物語なら、出来過ぎとすら思いそう。
が、事実であるから、人の数だけ死がある当たり前のことを喚起させられた。
読みやすく、筆者の優しさが伝わる本ではある。
出てくる人々全員が幸せに過ごしていることを願わずにいられない。
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Ana
4.0 out of 5 stars 家族って・・・
Reviewed in Japan on October 5, 2024
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読み進むうちに自分と父の関係にこの主人公と兄の関係がリンクして複雑だった。
うちの父もプライドの高く実際の自分の境遇に不満たらたらの人だった。
私は29歳で家を出てから父に再び会うことはなかったし訃報を聞いても駆けつけることはなかったけど。
作者にも兄に対する嫌悪感と兄を甘やかせた母に対する複雑な思いがあったことが随所に綴られているがそれをユーモアも交えてカラッと書く手腕には脱帽。と言うか羨ましい限り。ご本人の性格なのか作家として客観的に観る目があるのか・・・少し心が軽くなった気がする。
この歳になってどんな家族でも他からは伺えない色んな問題があってそれぞれ折り合いをつけて生きてるって思った。
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すもも
5.0 out of 5 stars 映画化楽しみです
Reviewed in Japan on May 8, 2025
人生にはそれぞれいろんなことが起きるし、それを文字で記憶に残す作業のしんどさと楽しさと救い。村井さんは書くことでいろんなことを再確認しているのだろうな。
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古川さつき
5.0 out of 5 stars 号泣しました。
Reviewed in Japan on May 4, 2023
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観覧車のくだりで号泣してしまいました。
きっと村井さんも皆それぞれ深く思うところがあるだろうに、スピーディーに淡々と書かれていて読みやすかったです。
私は娘を亡くして、毎日死のうと思っているのですがその考えを一瞬でも止めてくれる本でした。
読めてよかった。
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みるる
2.0 out of 5 stars 普通
Reviewed in Japan on December 26, 2023
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もっと毒な兄かと思ったら、ただの迷惑な兄なだけだった。
作者自身に、その兄を尻拭いができるだけの財力と体力と知性があったのが、不幸なのか幸いなのか。
無ければ無いで、なんとかなっていくのが、人生なのだと思う。
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カタカタ
4.0 out of 5 stars いつか自分の身に起こるかも
Reviewed in Japan on June 18, 2020
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以前友人の独身の叔父さんが自宅で亡くなり、その後処理が大変だった話を聞いたことがあり、いつか自分にも同様のことが起こるかもしれないと思っていた。
生前に迷惑をかけられてばかりだったとしても、実の兄が小学生の息子を残して突然亡くなったら、やはり親族として駆けつけてしまうだろう。
そしてもしそれが逆の立場だったら? と考え始めると不安だし、急に断捨離をしなくてはと焦ってしまう。
辛い現実を突きつけられるけれど、この本には優しい人しか出てこないのが大きな救い。
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KAZU
4.0 out of 5 stars もう少しを重みを!
Reviewed in Japan on August 27, 2020
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思ったよりは軽く読めました。内容にはもう少し重みがあったらと思いました。
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みすじ
4.0 out of 5 stars 身につまされた
Reviewed in Japan on April 3, 2020
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あっという間に一気に読んでしまいました。良一くんがとてもけなげです。
私はどちらかというとこの本の兄の立場。今私に何かあったら遠方に住む妹が全部後始末しないといけない。汚くはしてないけど荷物は多い。いつどうなるかわからないし身辺整理はしておかないといけないなあ。
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円ひふみ
5.0 out of 5 stars 兄のこと、死んだ後のことに思いを馳せる
Reviewed in Japan on April 17, 2020
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兄はダメな人だった。
でもどうしようもない人ではなかったんじゃないかなぁ。
筆者である妹さんも元奥さんも、
それぞれが別れを告げたくなるほどの男であることは間違いないけれど
でもどこかに愛は残っている、そんな気がした。
もしくは大家さんが言った
「死んじゃったんならしょうがないよな」のひとことに尽きるのかも。
息子の担任の先生に息子の育て方について相談をしていた話、
ダメダメな生活の中になんとかしようと努力していた断片、
履歴書に残されていた真面目すぎるほどの志望動機。
それらを見ているとなんだか妙に愛おしく思えてくる。
兄は生きていた。そして、死んでしまった。
実話ということで、死んだ後のことを考えるいいきっかけになりました。
お兄さんのことを好きではなかったからこそ書けたのであろう、
文章の温度感がよかったです。
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シャオヘイ
5.0 out of 5 stars 亡くなった後に
Reviewed in Japan on April 19, 2020
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思っていたよりずっとヘヴィな内容でした。
良一君の事をずっと考えてしまいます。
良一君のお母さんが、慈悲深い方で涙。
村井さんのブログの補稿で
(自分が感じる幸せから、兄が感じるはずだった幸せを引くようになってしまった)
と書いておられた。
私もややこしい母を亡くした後、ずっとそんな気持ちになっていた。
10年たった今でも、たまにある。
仲良くしたかったな~と、ふと思って「いや、無理無理無理」と思い直す。
そんな身内がいる方にぜひ読んでもらいたいです。
村井さんのブログの補稿も併せると、深まります。
涙の牛タン弁当最高
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のびーる
5.0 out of 5 stars 一気読み
Reviewed in Japan on June 23, 2021
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久しぶりに小説を一気に読みました
情景が、想像する努力が不要なほど勝手に見えてきます
過不足のない確実な描写力!
物語は緊張と弛緩の繰り返しで怒涛のようにドタバタと進み、登場人物は皆いい人ばかりで心温まるシーンがたくさんあります
ハッピーエンドとも言えるのですが、読後に強烈な喪失感のようなものがあり、それがまさに死というものなんだなと思いました
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エイトママ
5.0 out of 5 stars 黒ラブと共に暮らすミボージン(うちもイケワン!)
Reviewed in Japan on May 29, 2021
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昼風呂で一気読みしました。初Kindle!
関係性は違うけど 突然1人の人間の後じまいをした私には、遺品の片付けをしながら気持ちが少しずつ変わっていく部分に共感しました。亡くなった後初めて知った別の一面…夫婦でもありました。
肯定する人が1人いれば…それに自分がなろう…と言う最後に 静かに『お兄さん、良かったね』と感動。
コミカルにシニカルに、シビアにクールに死別の前後を描いた作品。爽やかに読み終えられます。
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がんばれパトカー
5.0 out of 5 stars 挟んであった「失ってはじめて気づくことを失う前に知ってほしい」というカード
Reviewed in Japan on December 17, 2020
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さらっと読み終わることができ、でも内容は興味深かった。
糖尿病の男性でこういう方いますね、朗らかでみんなに愛されるので結婚も一度や二度していてお子さんもいるんだけど、ルーズゆえに離婚して1人で不摂生な生活になってしまって病状が悪化して...というような。気質なんでしょうね。一方で元妻である加奈子さんはかなりしっかり者のようなので、元夫のその朗らかさやルーズさがはじめは魅力的にうつったから結婚したのかなと思います。
本に挟んであった「失ってはじめて気づくことを失う前に知ってほしい」というカードがすごくよかったです。このカードのあるなしで、だいぶこの本の温かさというか印象が違うと思いました。
この本のメッセージですよね。
仕方なかったこともたくさんあると思うしそれは作者さんも十分分かっていらっしゃるようです。むしろそれを自分に納得させるためにこの本を書いたのかも。
もしこの作者と同じような状況になったときには(今はないですけど)、いつか相手がいなくなってしまう可能性があるということを考えながら、できることを頑張ろう。
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しほ
5.0 out of 5 stars 苦しいながらも一気読み
Reviewed in Japan on February 19, 2021
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最近独身の身内を看取ったのと自分が今後周りにかけるであろう迷惑を考えながらで、よりリアルに読めました。
何度も苦しくなりつつでもほぼ一気読み。
登場人物が誰ひとり悪くない。
みんな精いっぱい生きていた。
この先の身の振り方を考えるのに一役買ってくれる本ともなりました。
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From Japan
価格が上がったけどプライム会員
5.0 out of 5 stars 何も考えずポチった
Reviewed in Japan on October 31, 2020
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自分と重なり、読まずにいられなかった。
手書き(?)のメッセージが挟んであり、時々ボーットそれを眺めている。
身内のごたごたはみんな表に出さないけど、色々あるよね。
2回一気に読んだ。今も時々ぺらぺらめくっている。
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すあま@
5.0 out of 5 stars 大好きで大嫌いな肉親を颯爽と弔う本
Reviewed in Japan on June 3, 2020
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あまりにも読後感が清々しかったのでそのなかにゆったりと浸りつつ数日気持ちを寝かせてレビューします。
嘘つきでお金を無心してくる困窮した兄、と書くととんでもない人間に思えるけれど、家族だと嫌な記憶ばかりではない。心の中の宝箱にそっとしまってあるような温かいものもある。
そんな複雑な感情を抱く兄がある日突然亡くなり、物理的な物事を颯爽と始末をつけていくうちに過去の兄への気持ちも整理されていく。
筆者のnoteも読後必見です。
幼い頃二人乗りの自転車で・・・のくだりは、切ない。
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Quercus
5.0 out of 5 stars 読んだ後もずっと心に残る一冊です
Reviewed in Japan on May 4, 2020
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映画を観ているような気持ちで一気に読みました。その後、何度も色々な場面を思い返しています。
2回目はじっくりゆっくり読みました。
ふと、村井理子さんが以前、Twitterに書かれていた亀の話を思い出しました。
何度も何度も読み返したくなるオススメの一冊です。
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Chai ママ
5.0 out of 5 stars 読み始めると とことん読んでしまう。
Reviewed in Japan on July 5, 2020
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臨場感溢れる内容でした
自分には兄弟がいないので 疎まれていたとしても 嫌っていたとしても 血が繋がった兄弟にたいする感情というのはこういうものか、と考えさせられました。
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Amazon Customer
5.0 out of 5 stars 一気読みしました。
Reviewed in Japan on April 12, 2020
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村井さんの文章が大好きで、Twitterでこの本の内容を知り、読んでみたい気持ちが押さえられず購入しました。
お母さんやお兄さんとの過去の関係のところでは、自分のことのように重い気持ちになりましたが、
部屋の片付けや手続きが進むにつれ、
こちらの気持ちもどんどん軽くなっていきました。
良一君が元気でよかった。お父さんを好きでよかった。
また次にどんな文章を届けてくれるか、
楽しみです。
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ななま
5.0 out of 5 stars 飄々とした乾いた弔い
Reviewed in Japan on June 14, 2020
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おそらくこの本を手にされたうち、かなりの方がなんらかのファミリーマターを抱えているのではないでしょうか、自分と同様に。
程度の差こそあれ、またも家族、というか血族から被る迷惑感に共感と戦慄しかない冒頭。
でも淡々と行われる終いから諦め混じりの赦しと悼みに到る要因もまた、血族の存在なんですね。その中にチカリと一瞬くる、生前の明るい思い出。
とは言え家族事は綺麗事ではなく、きっと作者も私も、また機会があっても相容れない人とはやはり無理だと思う。少なくとも私は絶対に嫌だ。
骨になったから優しくできるって事かなあ。
と、読後色々思うけどほとんど淡々飄々の中で痛快に描かれた弔いのお話。私もこうありたい。
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ウィルのママ
5.0 out of 5 stars 楽しく切ない
Reviewed in Japan on June 20, 2021
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ユーモアを混えつつ大変な作業やモヤモヤした気持ちをカラリとキッパリと綴る作者に敬意を表します。
とても面白い…と言ってしまっていいのかわからないですが、たくさんの人に読んでもらいたいです。
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Sim
5.0 out of 5 stars 執筆してくださったことに感謝
Reviewed in Japan on January 18, 2025
私にも兄がかつていましたが、やはり筆者さんと同じように先に亡くなりました(兄の方が年齢若めですが)。やはり筆者さんのご家族同様に、関わりたくないと思うような兄でした。タイプはまた異なりますが。
本書のような赤裸々な内容を執筆くださったことに感謝します。似た体験や似た感情を肉親に抱く人がいる。それを知れたことは、私にとってかなり大きいです。多分だけど、本書のようなきょうだい関係は少なくないんじゃないだろうか。
私の他にも、恐らく本書に救われる人はいるだろうな、と思います。執筆くださり、ありがとうございました。
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女性
5.0 out of 5 stars 家族について
Reviewed in Japan on May 20, 2021
Verified Purchase
文章が上手く理性的なこともあり、迫り来る迫力や心情に欠けるが記録という意味ではとても誠実だと思いました。
私も個人的に不義理をしたという自覚がある肉親の死があったばかりなので、同年代の作者に共感しかありません。
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ラクーン
5.0 out of 5 stars 読ませる
Reviewed in Japan on June 10, 2020
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許せない肉親が遠い場所で亡くなり、その肉親を凄まじい勢いで「終う」……怒涛の一冊だった。
愛憎入り混じる感情と、突然死んだことへの戸惑いと、そうは言っても死んじゃったものは死んじゃったんだし、片付けないといけない現実が待っている。そんな「やっかい」がとぐろを巻く場所で、作者と死んだ兄の元妻がフル回転で活動しまり、ふと立ち止まる姿をザクザクと一気に読めるエッセイです。
読後感はとても静かで途方にくれます。良い本でした。
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From Japan
nata
3.0 out of 5 stars 抵抗なく読める
Reviewed in Japan on November 9, 2020
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1時間くらいでテンポよく読めて面白かった。
離婚して息子と2人暮らししている50代の男性が脳梗塞で死亡をし、唯一の身内である主人公が引取りやら後始末をしにいく話。
時折垣間見える妹の兄への感情は共感を得やすいけど、やっぱりエッセイって感じで物足りない。もっと兄との葛藤をクローズアップすれば面白かったのに。
ただ50代の兄弟って感じでリアリティがあって面白かった。
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 切ないけど、しみじみします
Reviewed in Japan on June 7, 2020
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多賀城市民です。
この中に出てくるファソン・ド・ドイさんはご近所です。
それでこの本を知りました。
「生きてるってありがたい」と思いました。
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Kindleのお客様
5.0 out of 5 stars 疾走
Reviewed in Japan on April 13, 2020
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発売前から楽しみにしていました。
とにかく疾走。爆走と言ったほうがいいかもしれない。
兄を挟んだ女性二人がメソメソぐずぐずすることもなく、アドレナリン全開で兄の死後の後始末をしていくお話です。
ふと蘇る兄の面影や記憶は自責もあって苦いけれど、今生きてる息子と亀が大事だから!とハンドルを切っていく元奥さんの爽快感。
一気に読みました。ほんと面白かった。
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 良一くんに幸あれ
Reviewed in Japan on May 8, 2020
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嫌いだった兄の死を本にしたってどういうこと?と思って、迷いつつも購入。
帯を見て殺人事件に関わったのかと思いました(笑)
結果読んで良かったです。
死んだ人が生きてた姿を想像。嫌いな家族に優しくなれるかもしれない。ずっと恨んでも仕方ないよな、死んじゃったんだから。なんて考えました。安らぐ本。
活字を読むのが苦手な私でも1日で一気に読めました。村井さんすごい。
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ふゆ
5.0 out of 5 stars 意外とあっさり
Reviewed in Japan on March 1, 2021
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恐い気持ちで読んだが、意外とあっさりしていて良かった。良一くんの気持ちはわからないが、お兄さんもお兄さんなりに生きていたとわかる感じが良かった。
村井さんと私の兄は違うが、とても気持ちがわかる気がした。
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反骨主婦
5.0 out of 5 stars 兄の孤独死をカラッと笑えてしまう強さ、ズーンとくる本です
Reviewed in Japan on October 19, 2020
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SNSで紹介されて興味を持ち即購入。私自身4年前に義兄を孤独死で亡くし実の弟である夫と遠方まで行き葬儀、納骨、役所の手続きなどすべて行いました。本当に大変だったのですが淡々とこなしていたなぉ、と現在は思います。
この本はお兄さんを孤独死で亡くした主人公が限られた時間の中、兄の元奥さんと娘さんとで現場の部屋を片付け葬儀をし残された息子を引き取り、殺伐としがちな場面をカラッと語っているところが好感が持てました。そしてあっという間に読み終えてしまいました。今後増えるであろう孤独死、それは本当に不幸なのかな?と思ってしまいました。
私もデジャブと思える場面がありうんうん、と頷きながら読ませていただきました。
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shimatabi
5.0 out of 5 stars 一気に読んだ
Reviewed in Japan on June 4, 2021
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読みやすく無駄のない文章だからこそ、すごく伝わってくるものがあった。最後は泣きながら読み、すっきりとした気持ちになった
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豊川美和
5.0 out of 5 stars 在宅孤独死
Reviewed in Japan on May 23, 2021
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一気に読みました。身内も自分も在宅孤独死の可能性は大いにあるので、大変勉強になりました。断捨離しなくちゃ。。。
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Amazon カスタマー
3.0 out of 5 stars さらりと読める
Reviewed in Japan on September 1, 2020
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本にするほどの内容ではないと感じた
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バラノトゲツノゼミ
5.0 out of 5 stars 一気に読めます
Reviewed in Japan on May 7, 2020
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普段は毎日少しずつ読書するタイプですが、久しぶりに一気読みしました。
軽快かつリアルに兄の死の後始末を描写しています。
兄の息子である小学生の良一くんの周りの大人の善意に何故か感謝したくなります。
良一くんがいつかディズニーランドに行けますように。
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From Japan
Sandy
5.0 out of 5 stars 嫌いだった兄から貰った贈り物?
Reviewed in Japan on April 18, 2020
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Kindle版を購入しました。
疎遠になった実兄が亡くなり、終いまで尽力するお話し(実話)。
5日間の出来事をまとめて一冊にしていて、あっという間に読み切った後、寂しくなってしまいました。新幹線を共にした親戚の方、加奈子さん、良一くん、5日間だけでなく、それ以外の日常で面白い事がたくさんありそうで、番外編、続編などまだまだ書いて欲しいです。
私も父親がお金に対して執着していて、これ以上は無理というぐらい搾取されてますが、何故か憎めないというか、助けてしまいます。きっと見送った後はこんな気持ちになるのかな…全力を尽くそうと思いました(笑)
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あるけみすと
5.0 out of 5 stars 後日談とか続編とかスピンアウトとか読みたくなる
Reviewed in Japan on October 19, 2020
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この中に出てくる登場人物に誰一人として嫌な人はおらず、台風の目となってしまったお兄さんでさえ、きっと愛されたんだろうな、(でなければ甥っ子さんや元奥さんがこんなにしてくれないだろうし、甥っ子さんが本当にいい子なのはお兄さんができる限り頑張った、のではないかと思う) 転落の元凶はお金がない、貧すれば鈍すっていうことにつきるため、びっくりするくらいダメな発言とかもきっとお金があったらそんなこと言わなかったんだろうなって思うととてもつらい。貧困は人をダメにするんだな、と実感しましたね。
この本がたくさん売れて、みんなの傷や金銭的ダメージがプラスに転じるくらいになりますように。最近ゴミ屋敷を片付ける業者さんの動画を見るのにハマってしまっているんですが、自分ではどうしようもないレベルにまでゴミなどためてしまった人にはそれぞれのつらい理由があるんだよなあって実感しました。宮城県行ったことないんですが、多賀城市に行ってみたくなりました。 そして残された甥っ子さんが健やかに成長しますように。壮絶な体験を乗り越えられますように。
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Amazonのお客様
5.0 out of 5 stars 他人事とは思えない
Reviewed in Japan on April 5, 2020
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泣いたり笑ったりしながら読みました。淡々とした日記のような記述が小説と違ってリアリティがあり、感傷的になってる場合ではないあまりにも厳しい現実と、最後の達成感の清々しさが伝わってきて、読んでいて自分のことのようにプレッシャーを感じました。父母の家がこんな感じだというのもあり。
是枝監督に阿部寛がお兄さん役で映画化してもらいたいです。村井さんの役は小泉今日子とか。子役にすごい逸材を探してきて、ぜひ。
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ボン猫
5.0 out of 5 stars わたしが赦されたような気持ち
Reviewed in Japan on April 9, 2020
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読んだ後、洗濯物を干しながら、ふと思ったんですよね。だめだけどいい男だったんじゃないかな、と。村井さん、加奈子さん、満里奈ちゃん、良一くん、叔母さん、こんな魅力的なメンバーが、あとをちゃんとしてくれたんですもの。潔く全力で静かに疾走しつつ。愛するって面倒見ることです。言葉で言えなくても、相手がもう目の前にいなくても。
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 幸田ふみの『おとうと』を思わせるような
Reviewed in Japan on November 13, 2020
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疾走感のなかにもたくさんの情景を見せてくれる、素敵なエッセイでした。幸田ふみの『おとうと』の、現代版兄バージョンような。ひと言で表現することは決してできない様々な感情が筆者や『兄』の元家族の描写から感じ取られました。しかしその中にも『兄』への愛や敬意は含まれており、またお騒がせ者として描かれる『兄』が生前には恐らくはうまく相手に伝わるようには表現できなかったであろう家族への愛も感じられ、心がじんわりと温かくなりました。今を生きる全ての人が幸せに、できれば健康に、その人生を全うできることを願いたいと思います。
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彩雲
5.0 out of 5 stars まるで映画のよう
Reviewed in Japan on May 6, 2020
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父を亡くしたときに同じように数日で片付けをしたので、思っていたよりも感情移入しました。
父も妹に絶縁されていたので、どこか似ていると思うからかもしれません。
文章のテンポが良く、村井さんの見聞きしたことをシンプルに描いてあって、客観的というか、すごく近くの他人として居合わせている感覚で読めます。
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 一気読み
Reviewed in Japan on July 21, 2020
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一気に読みました。私も同じ体験をしたので。私だけかと思っていたのですが、これからこの様な方が増えるのかもしれません。
何とも悲しい世の中です、、
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NO
5.0 out of 5 stars 自分の今が書かれている
Reviewed in Japan on June 25, 2020
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今の自分と重なり、読み終えた今、今後について考えています。
もう一度、手を差し伸べるべきか…常に葛藤が続いていますが、答えが見つかりません。
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ことりんご
5.0 out of 5 stars みんな心のうちに同じような事を抱えてる
Reviewed in Japan on July 5, 2020
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家族の問題…
違う家族の違う違う問題でも問題はあり、そして亡くなった後思う事など、自分と重ね合わせてしまった。残された息子さんの里親さんの話しで、涙しました。とっても良い本です。
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Sunlight
5.0 out of 5 stars 家族を持つ人も持たない人も読むべき本
Reviewed in Japan on October 17, 2020
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ままならない家族。ままならない人生。誰しもが必ず体験する家族の面倒臭さ。振り払っても振り払ってもまとわりつく面倒な存在。でも家族がいるからこそ体験できる小さな幸せ。温かい体験。子供がいるからこそ引き継いでいける様々なこと。ジェットコースターに乗ったかのような5日間の出来事や想い。息つく暇もなく読み切れます。なぜかお兄さんは私の中で生き続ける人となりました。残されたご子息に幸多いこと祈ります。
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